
こんにちは、コーチ社労士事務所の池澤です。
社会保険労務士として、日々企業経営をサポートする中で感じるのは、
「自立した人財」がいかに企業の成長にとって不可欠であるかということです。
変化の激しい時代において、受け身ではなく、自ら考え動ける人材こそが、企業を次のステージへと導いてくれます。
「自立型人間」には、以下の5つの特徴があります。
◆ 自立型人間の5つの特徴(原田メソッドで学びました)
① 夢を描き、それを目標に変え、達成のための方法を考え、最後までやりきる人。
結果に対して被害者意識を持たず、自責で考えることができる。
② 真面目・素直・本気・真剣・積極的・一生懸命で、心のコップが上向きな人。
学ぶ姿勢があり、周囲の言葉を吸収し成長につなげられる。
③ 「心・技・体・生活」のバランスが取れており、健康・命・安全・家族を自分で守れる人。
私生活を整え、仕事にも安定したパフォーマンスで取り組める。
④ 「意志の力」を持ち、仕事や目標に真剣に取り組み、成果を出せる人。
あきらめず、結果にこだわる強さを持っている。
⑤ 「愛の力」を持ち、人を助け、成果を分かち合い、人と良好な関係を築ける人。
チームや組織に貢献し、信頼関係を構築できる。
「夢を目標に変え、やり抜く力」
― それが自立型人材の原点です
日々の経営の中で、次のような悩みを感じたことはありませんか?
- 社員が言われたことしかやらない
- 自分で考えて動ける人材が育たない
- 組織としての主体性・推進力が弱い
実は、その根本には
「目標を自分で設定できていない」
「行動の意味づけが曖昧」という状態が隠れています。
だからこそ、社員一人ひとりが夢を持ち、それを具体的な目標に落とし込み、自分の意志で行動する――そんな“自立型人財”への育成が必要です。
この自立性を育てるために、私たちが現場で活用をおすすめしているのが、
「長期目的・目標設定用紙」です。
◆ 「長期目的・目標設定用紙」とは?
この1枚のシートには、
「夢を現実にする力」を引き出すためのエッセンスが詰まっています。
社員が頭の中にぼんやりと描いていた“夢”を、言語化してアウトプットし、実行可能な“目標”へと落とし込んでいくのです。さらに重要なのは、
「なぜこの目標を達成したいのか?」という【目的】の明確化です。
この問いを通じて、自分の成功が社会や他者の役に立つという意識(貢献意識)を育みます。
◆ 成功を再現する力は、「自己分析」と「習慣化」から
目標達成のプロセスでは、自己分析を行い、「自分の成功パターンと失敗パターン」を理解することも欠かせません。
これにより、「成功の習慣」を意識的に繰り返すようになり、行動の質が上がっていきます。
また、「期日目標」を設定することで、成功までの道のりが具体的に見えるようになります。階段を一段ずつ上がっていくように、確実に前進する実感が得られ、やる気も維持しやすくなります。
そして、毎日の「ルーティン行動」をこの目標にリンクさせることで、日々の業務一つひとつが目標達成に直結する、意義ある行動へと変わります。
◆「誰のせいにもしない」から、真の自立が育つ
このプロセスは、すべて“自分で決める”ことが基本です。
目標も、行動も、習慣も、スケジュールも。
他人任せではなく、自分の内側から決断していく。
だからこそ、結果に対して「被害者意識」を持つことがなくなり、どんな状況も前向きに受け止める力が身につきます。
この「自責の精神」こそが、組織における自立型人財の基盤です。
経営者の皆さまがこの考え方を理解し、導入していくことで、社員一人ひとりが「自らの人生と成果を引き受ける覚悟」を持ち始めます。
◆ 経営者のあなたが最初の実践者に
このような仕組みは、社員だけでなく、まずは経営者ご自身が取り組んでみることで、組織全体に浸透していきます。
「夢を目標に変え、自ら考えてやり抜く人材を育てたい」
そう願うなら、まずはあなたの言葉で、そしてあなたの行動で伝えてみませんか?
私たちは、経営者自身が夢・目的・ビジョンを明確にし、それを言葉と行動で組織に伝えていけるよう、経営者向けコーチングを提供しています。
具体的には、以下のような内容をご提案できます:
- 「長期目的・目標設定用紙」を用いた経営者の目標明確化セッション
- 意志力・習慣化をテーマにした1on1コーチング
- 自立型組織への移行を支援する実践的ワークショップの設計と伴走
「まずは自分自身を整えたい」「経営者としての軸を再確認したい」
そんな方にこそ、経営者コーチングは大きな意味を持ちます。
ご興味があれば、お気軽にお問い合わせください。
個別相談・体験セッションも承っております。